[コラム] 自家発電
具体的に、前者は「分からないからこそ考える生徒」で、後者は「分からないから考えない生徒」です。
後者は、意外に小学5年生までは優秀で、計算などはとにかく速い生徒によく見受けられます。幼い頃から早く正解を出すことを義務づけられた生徒は、問題のレベルが上がり一見で分からなくなると立ち止まってしまい思考を放棄します。「時間の無駄なので答えを教えて下さい」と言うこともあります。
一方、「考える生徒」は、質問に来るときも「こう考えたんですけど・・・」と自分なりの考えを示してきます。完璧な解答でなくても、この試行錯誤する姿勢が理解を深め創造的な発想・思考力を高めていきます。
どちらが最終的に伸びるかは言うまでもありません。
大切なことは、現状の実力で考えるのにちょうどいい問題と、しっかりと考えられる十分な時間を与え、目標を細分化し小さな達成感を積み重ねさせてあげることです。そうすると、学ぶ行為そのものが快い体験へと変わり、自信が次の行動を生み出すという好循環につながります。生徒自身が“自家発電”を行うようになっていきます。
2025年11月24日 16:00
