[受験] 量をこなせば質になる?!

「中学受験において、量をこなせば質になると無批判に信じて、ひたすらやらせているケースが多いということ。大手塾のカリキュラムで成績を上げていくなら確かに量が必要ですが、それはあくまで塾内のルールに則った場合の話です」
「理解を軽視して暗記で誤魔化す教育になっていると考えます。暗記・効率ばかりの受験者を落とすため、某有名国立大学の記述式入試では、最近では公式を使うなら証明してから使うことという但し書きがあったりします」
勉強において大切なのは、単に“量をこなすこと”ではなく“理解すること”です。理解することは最初に時間がかかりますが、本質的な知識の定着や応用力に結びつき、最終的により高いレベルに到達するための足掛かりとなります。
さらに言えば、社会に出て必要とされるのは、知識を活用する力であり、それには根本的な理解が欠かせません。教育は単なる知識の詰め込みではなく、「なぜそうなるのか」という考える力を育てることであり、理解を重視する勉強こそが受験の大義でもあります。
言うまでもなく、受験の結果もそれに即しています。“量を減らし考える時間を作ってあげること”も大切ではないでしょうか。
2025年05月26日 16:00