[受験] 小学生の勉強は単なる“成績”ではない

これらは言うまでもないことで、ここでは合格しても出てくる問題について述べたいと思います。
端的に言うと、“きちんと証明を書かない”ことです。とにかく暗算や走り書きで答えを出そうとします。これは間違いなく中学受験の弊害で、速さと量を求められた結果と言えるでしょう。算数から数学へのスイッチができていない生徒は解き方もいつまでも算数的です。このような生徒は中学数学までは通用しますが、高校数学になると頭打ちになります。難関中学に合格した生徒でも少なくありません。
難関大学の入試問題では時間が足りなくて合格できなかったということはありません。そもそも問題が難しく、合否を決める問題はパッと見で解答までイメージできるレベルではありません。丁寧な証明を書き進めることで「自分の考えがまとまり解答までたどり着く」といった表現が正しいかと思います。また、完答できなかった場合でも部分点が合否を左右します。
中学受験~大学受験までを見ている者としては・・・
小学生の勉強は単なる成績ではなく、その後の考え方に大きく影響を及ぼすものになります。特に、中学受験をされるのであれば、目先の成績にとらわれず、しっかりと先を見据え、生徒の成長のグランドデザインをし、やり方にこだわって欲しいと思います。
2025年04月21日 16:00