[受験] 答えが合えばいいという訳ではない

現実的な受験においても言えることです。特に難関校になれば、いかに深く理解しているかが重要です。答えに至るまでの過程や思考の筋道を理解すること、例えば、公式をただ使って正解を得るだけではなく、なぜその解法で解くのか理解することで他の問題にも応用できる知識が得られます。たとえ答えが間違っても、その過程を分析することで新たな発見や理解の深まりが得られます。別解があれば理解はさらに深まります。
算数・数学は、単なる計算のスキルではなく物事を構造的かつ論理的に捉える能力を育む学問です。したがって、答えが正しいこと、目の前のテストで良い点を取ることはもちろん重要ですが、それだけでは逆に不十分です。きれいな証明形式の解答を作ること、いろいろな解法を考えることは時間がかかり一見遠回りに見えますが、実は最終的に一番高い位置にたどり着くことができるのです。これらはすべて日々の訓練なので、ちょっと心掛けて実践してみてください。
2024年12月09日 16:00