[FAQ] 難問ばかりするのですか
まず初めての単元、基礎知識は時間をかけて講義します。その後はあえて問題演習のような例題はせず入試問題をします。狙いは2つあります。
1つは、入試問題は単に知識だけを問う問題ではないので考え方のセンスが求められ、難解な問題や課題に対して諦めずに取り組み続ける忍耐力が養われます。この忍耐力はじっくりと考える時間を大切にする日々の中で、習慣とすることでしか習得することはできません。
2つ目は、壁を乗り越える力を身に付けることです。いきなり入試問題を簡単に正解することはできません。本気で考える時間を持つことで、基礎知識の認識の甘さや新たな考え方に出会うことを自らの経験を通じて得ることで、そこから改善すること、成長することを実感できます。具体的には、“壁の切り崩し方”を学ぶことができます。
すぐに正解を求めがちですが、より深い理解には時間と粘り強さが必要です。挫折や困難に直面した際に、この思考の忍耐力をもって、創造的な解法を論理的に追求する能力を身に付けることこそ、算数・数学を学ぶ醍醐味であり意味であると思います。
2024年09月23日 16:00