[受験] 帰納的と演繹的
数学的には、“帰納的”アプローチとでも言いましょうか、教わることから始めるのではなく、興味のあることから結論や理論を導き出す方法です。本来、“学びの本質”はここにあるのかもしれません。
それに対し、一般的な勉強は“演繹的”アプローチとなります。定理や原則をまず覚え、論理的な推論で問題を解いていきます。特に受験勉強においては、演繹的な考え方の能力がより重要なことは間違いないと思います。
しかし、実際に生徒を指導していると、演繹的に問題を解くのですが、理解する段階になると「いかに帰納的な頭の使い方をしてきたか」がより深い理解に繋がっているように見えます。問題や解法に対する興味という意味では帰納的な頭の使い方となるのでしょう。
問題を解く能力はこの2つの相乗効果となります。とかく受験勉強は演繹的な考え方に頼りがちですが、それでは暗記型学習に偏ってしまいます。もうちょっと遊び心を持った方が意外に成績も伸びることになります。
2024年07月01日 16:00