[コラム] ウサギとカメ
もっとも大切なことは、ウサギはカメという「他者」を基準に自分の位置を測り、一方のカメはゴールという「目的」だけを見て歩み続けたという点です。ウサギは昼寝さえしなければ負けることはありませんでした。しかし、もしその敗北から「勝負中に昼寝をしない」という教訓だけでなく、「相手ばかりを意識して本来の目的を見失っていた」と気づけたなら、この一度の負けは、その後の人生において大きな意味を持つ経験になったと言えるでしょう。
この考え方は、大学受験はもちろん、とりわけ中学受験で大切です。目先の模試の結果やクラス替えに一喜一憂し、他人との比較ばかりしていると、本来の目的を見失ってしまいます。大切なのは、志望校合格というゴールから逆算し、今何を積み重ねるべきかを考えることです。特にうまくいっていない時期こそ、その出来事をどう受け止めるかで、その後の成長は大きく変わります。
もし『ウサギとカメ』に続きがあるなら、ウサギのハッピーエンドというまったく違った教訓に変えることも可能です。
2024年02月26日 16:00
