[コラム] データで測れるもの

大規模な母集団の結果として因果関係や相関関係に一定の傾向が見られるのは確かで、これを無視して戦略を立てるのは科学的ではないでしょう。
では、教育においてはどうでしょうか。
ネット広告でAIを活用すると、閲覧記録から興味のありそうな分野を集中的に表示させることで短期的には伸びますが、別分野の開拓をしないので限界値があるそうです。
一見無駄な他分野の表示は新たな興味を引き出すタネとなり、将来的な新規の獲得や市場規模の拡大につながり長期的な視点で有効だそうです。
このことは、AIがある種の最適解を導き出すことには長けていても、相手が人間である以上、予想外に派生する発展性を予測できていないことを示しています(いずれはそれもするでしょうけど・・・)。
少人数制の塾をしていると、“目の前の生徒1人の数年間の受験”において、データ通りに一律化してしまうことにあまり意味がないと強く感じます。子供の不確実性はより高く、何に反応し、どのタイミングで飛躍的な成長を始めるか、目先だけではなく模試の結果などからでは読み取れないことを半年後1年後の伸びを想定していかに見て取ってあげられるかの方がはるかに結果に繋がるからです。
2023年12月04日 16:00