[コラム] 堂々と間違えることができない
「算数/数学が苦手です」と塾に来る生徒には、学力以前に「自信」という大きな壁があることが少なくありません。授業で理解していても、「本当にこれで合っているのだろうか」と自分を疑いながら解くため、必要以上に時間がかかります。頭の中では考えられていても、間違うことを恐れて書き進めることができない。結果として点数が伸びず、さらに自信を失う。この悪循環に陥ってしまうのです。
だからこそ、塾として最初にすべきことは、とにかく一度点数を取らせることだと考えています。テストの予想でも頻出問題でも構いません。本来なら理解を重視したいところですが、まず必要なのは「自分にもできる」という成功体験です。目的は点数そのものではなく、自信を取り戻すことにあります。
勉強で最も大切なのは、健全な精神状態です。自信を持って取り組めるようになると、考えるスピードも、努力に対する成果も大きく変わります。たとえ勘違いだったとしても、「こう考えたからこう書く」と最後まで解き切ることが大切です。間違えたら、そのとき修正すればいいだけのこと。失敗を恐れて立ち止まるより、自信を持って一歩踏み出すことが、成長への一番の近道だと考えます。
2023年07月10日 16:00
