[受験] アンコンシャス・バイアスはリスクか

さて、受験ではいかがでしょうか?
中室牧子著書『学力の経済学』では、「教育は一億総評論家」と語られています。誰しも何かしら教育は受けているので、根拠がなくてもその経験や一般的と言われるやり方を自分の子供に当てはめてしまいがちということです。
中学受験がうまくいかなくなって入塾した生徒がいます。講義をしてみると、頭は決して悪い訳ではない。当塾の「2問をじっくり考える」授業が合ったらしく、その後、メキメキと成績を伸ばし難関校に合格しました。
この生徒は頭がいいがゆえに納得できないと次に進むことができない子で、成績が下がったから増やした演習量が悪循環を生み、減らしたら成績が向上するという結果となりました。
慣習的なイメージにはメリットもありますが、変化が速く価値観が多様化した現代ではデメリットも多くあります。1つの考え方に固執することの方がリスクが高いということでしょうか。うまくいってない場合はまったく違うやり方を試してみるのもいいかもしれません。
2022年12月26日 14:00