[受験] やる気は後から

問題が解けることよりも、とにかく一生懸命考えること、できなかった問題を大切にすることなど、勉強に対する姿勢は当然ですが、まずは勉強以外の運動や遊びとの時間の使い分けを学び、無理なく継続できる“生活習慣”を作ることが最も重要だと考えます。継続性がなければより高い水準に達することは難しいからです。
受験勉強を始める生徒に、課題は与えても、意外に“勉強のやり方”は教えてあげていないのではないでしょうか。生徒自身が自ら成績の上がるサイクル(生活習慣)を作り上げるところまで導いてあげることが必要です。
無責任に生徒にまずやる気を求めますが、やる気は、最初からある子は珍しく、ほとんどは成績が上がり志望校が見えてきたときに後から勝手に出てくるものです。そのときこそ最も成績が上がるときですが、それを最初から求めるのではなく、その下地作りを周りがどこまで辛抱強く丁寧にできるかがその後の伸びにつながっていくように思われます。
2022年12月16日 15:00